HOME > 聖書和訳デジタルアーカイブス > 聖書和訳トピックス:日本最初の盲人用教科書は凸字本聖書

日本最初の盲人用教科書は凸字本聖書

ヘボン式のローマ字記述は、アルファベットの凸字本による盲人への文字の道を開いた。1875年築地病院院長で築地大学校教員であったヘンリー・フォールス宅で古川正雄、津田仙、中村正直、岸田吟香、ボルシャルトが訓盲組織の楽善会を作り、ヘボンの「ヨハネ福音書第9章」を凸字本として、この年のクリスマスに作成した。

日本点字の考案はこれよりかなり遅く1890年のことであり、1910年から本格利用された。現存するローマ字凸字本は、『ルカ伝福音書』が旧高田盲学校所蔵本として存在する。

写真

写真(凸字本聖書:筑波大学附属視覚特別支援学校所蔵)


片仮名凸字本の発行

楽善会はその後カタカナ版の聖書を作った。 現在『ヨハネ伝福音書』2巻本・『マルコ伝福音書』2巻本が旧高田盲学校所蔵本として存在し、『マルコ伝福音書』『マタイ伝福音書』が京都府立盲学校に所蔵されている。

写真(旧高田盲学校所蔵凸字聖書、中央が「ローマ字ルカ伝」、左「片かな版ヨハネ伝」右が「片かな版マルコ伝」上越市福祉交流プラザ所蔵)

ページTOPへ