『諳厄利亜興学小筌』

通詞本木庄左衛門正栄が蘭英対訳会話読本を底本に、英和対訳の単語集/慣用句集/対話文集全10巻3冊にまとめ、1811年に長崎奉行所に差し出した。
本書の構成は、例言にあたる「凡例」に始まり、目次の「編目」、アルファベットの発音を説いた「文字呼吸法」、英和語彙集の「類語大凡」、英和慣用句集の「平用成語」と続き、英和対話句文集の「学語集成」で完結する六部構\成となっている。

『英和・和英辞典の誕生−日欧言語文化交流史−』岩堀行宏著p.72より
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