第三版研究ノート
明治学院大学図書館には第三版を研究したと思われる古いノートが残されている。
ノートとしているが、これは『和英語林集成』第三版の製本をくずし、各ページの間にノート頁を挟み込み、再製本して5冊の背皮の海老茶色布装丁の上装丁本としたものであり、背表紙の装丁裏に使われた雑誌広告から明治時代のものと思われる。
背表紙にはHEPBURN'S DICTIONARYと金箔押しがあり、第一分冊はA-IKA、第二分冊はIKA-MIK、
第三分冊はMIS-SHI、第四分冊はSHI-ZUN、第五分冊がHEP-DICTとされ、内容はPART2の英和の部となっている。
ノートへの書き込みは和英の部、Aのページから始まり"The Construction and Analysis of Japanese, from Hepburn's Dictionary."という記述から始まり、すべてペン書きである。字は手稿のヘボンの字とは少し異なっている。記述はノートは本文の11ページ対応でその先は書かれておらず、白紙である。
このノートがいったい何を目的として作られたのか、不明であり、デジタルアーカイブスにあわせて公開することとした。